就労継続支援B型の事業所開設と物件選定のポイントを行政書士×不動産の視点で解説

就労継続支援B型とは?制度の基礎知識

就労継続支援B型は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスのひとつで、一般企業への就職が難しい障がい者に対して、就労の機会と生産活動の場を提供する制度です。利用者は雇用契約を結ばず、より柔軟な形で作業に参加するため、体調や生活状況に応じた支援が可能です。

A型との主な違いは、雇用契約の有無と支援内容の柔軟性です。B型は工賃(報酬)を支払いますが、最低賃金の適用はなく、自主事業としての運営も求められます。

行政書士が関与する指定申請と手続き

事業所の開設には都道府県への指定申請が必要です。申請時には以下の書類が求められます:

  • 事業計画書
  • 運営規程
  • 平面図・物件の契約書
  • 人員配置表
  • 財務基礎資料

また、サービス管理責任者(通称サビ管)の配置も必須条件であり、適切な人員確保と法的基準の理解が求められます。行政書士として、これらの書類作成と審査対応をサポートすることが重要な役割です。

物件選びの4つの注意点【不動産業者目線】

1. 建築基準法・消防法に適合しているか

福祉施設として使用するためには、建物用途や面積、避難経路などが法令に準拠している必要があります。違反があれば使用不可となり、最悪の場合は契約解除となることも。

2. 用途地域と建物用途の確認

都市計画により「福祉施設としての利用」が制限される地域もあるため、用途地域や建物の既存用途の確認は必須です。

3. 改修可能な物件か

バリアフリー化や作業スペースの確保など、工事を伴う場合は貸主の承諾が必要です。契約前に交渉し、書面に残すことが望まれます。

4. 利用者にとってアクセスしやすい立地か

駅近やバス便、送迎のしやすさなど、利用者の通所負担を軽減できる立地が理想です。近隣住民との調和も配慮しましょう。

施設外就労と物件配置の関係性

施設外就労を行う場合、連携する企業や就労場所までの距離や移動手段も重要です。事業所と現場が離れすぎていると、移動時間が負担になり利用者の継続支援に影響します。地域との連携やアクセスの良さも、物件選定の大きな判断基準となります。

B型事業所運営に向けたチェックリスト

  • 用途地域の確認
  • 建物構造・消防設備の確認
  • 改修の可否・貸主の同意
  • 駐車スペースの確保
  • 利用者トイレや休憩室の配置
  • エレベーターの有無(階層によって)

まとめ:福祉事業×不動産のプロがトータル支援します

就労継続支援B型の開設は、制度の理解と法的要件の把握、そして適切な物件選定が不可欠です。行政書士として申請手続きと書類作成、不動産業者として現地調査や物件交渉を一貫して対応することで、事業者様のスムーズな開業をサポートいたします。

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